【洒落怖】洒落にならない怖い話『むかえにきたよ』

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540: 駅1/2:2009/09/09(水) 23:04:04 ID:Vut6RKLt0
私の地元の話です。
漫画のような話ですが、少々お付き合いください。

私は高校時代電車通学していました。
利用していたのは一時間に一本ペース、駅の九割が無人駅という超ド田舎私鉄です。

二年に上がった春、私が乗る駅で若い親子の飛び降り事故が起きました。
母親が足を踏み外したか何かが原因で、抱いていた赤ちゃんと共に線路上に落下。
幸い母親は命を取り留めましたが、赤ちゃんは即死だったそうです。
最近越してきた方だったようで、あまり回りも面識が無かった方だったようですが、平和な町なので、事故のことはその日のうちに地域全体に伝わり、花をあげに来たりする人もいました。


それから数週間経った頃、
また飛び降り事故が起きました。
それを封切りに、三ヶ月の間に4回も事故が起きました。
死亡事故が無かった事だけが不幸中の幸いです。
私の学校の生徒も事故に合いました。

彼女は幸い足を骨折しただけだったので、すぐに学校に登校するようになったのですが、
「あの時線路に赤ちゃんがいたの・・・だから助けようとしたんだけど、飛び降りた時にはいなくなってたんだ・・・」
と言っていたそうです。
勿論学校はその話題で持ち切り。
死んだ赤子の呪いだなんだのと騒ぎ立てる男子が何人もいました。


夏休みに入り、私は課外に行くためにあの駅を利用しました。
本当は隣の駅から乗りたかったのですが、その日は送ってくれる人がいなかった
(家からこの駅までは10分、隣駅までは20分かかる)ために、仕方なしにここを利用しました。

その日課外があったのは一教科、選択教科であったのと、あの事故の事もあってそこにいたのは私一人。

もうすぐ電車が来る、もしも線路に赤ちゃんがいても無視!と何度も思いながら待っていました。
A_chilling_scene_at_a_rural_train_station_during_t
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