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100 2017/10/20(金)
高校のとき、なんの脈絡もなく女の幽霊を見るようになった。
曰くありげな場所に行ったとか、罰当たりなことをしたとかの心当たりはまったくない。
ある夜、不意に目を覚ますと布団の横に着物の女が座っていた。
怖いのでそちらに背を向けて布団を頭までかぶって
気のせいだという事にして寝た。
翌日思い返してみると金縛りになっていなかったことに気付き、
夢だったと言う事で納得することにした。
だがそれから度々現れる。
毎日出る訳ではない。
朝まで熟睡する日もある。ふと目が覚めても居ない日もある。
だが速い時は、明かりを消して布団に入って横になって
あ、トイレいってないなと目を開けるともう居たりする。
夢ではなさそうだ、だがよく聞く金縛りとかもない、
だからといって触ってみる勇気もない。
少し慣れてきたので姿をよく見てみた。
黒っぽい着物に少し乱れた日本髪、右側の少し奥、寝ている俺の膝がある当たりに
まるで看病でもしているかのように布団の方を向いて正座をし、
背を丸めてうつむきぼんやりと下を見ている。
なんとなくだが時代劇に出て来る貧乏長屋に住む奥さんといった感じだ。
続く
曰くありげな場所に行ったとか、罰当たりなことをしたとかの心当たりはまったくない。
ある夜、不意に目を覚ますと布団の横に着物の女が座っていた。
怖いのでそちらに背を向けて布団を頭までかぶって
気のせいだという事にして寝た。
翌日思い返してみると金縛りになっていなかったことに気付き、
夢だったと言う事で納得することにした。
だがそれから度々現れる。
毎日出る訳ではない。
朝まで熟睡する日もある。ふと目が覚めても居ない日もある。
だが速い時は、明かりを消して布団に入って横になって
あ、トイレいってないなと目を開けるともう居たりする。
夢ではなさそうだ、だがよく聞く金縛りとかもない、
だからといって触ってみる勇気もない。
少し慣れてきたので姿をよく見てみた。
黒っぽい着物に少し乱れた日本髪、右側の少し奥、寝ている俺の膝がある当たりに
まるで看病でもしているかのように布団の方を向いて正座をし、
背を丸めてうつむきぼんやりと下を見ている。
なんとなくだが時代劇に出て来る貧乏長屋に住む奥さんといった感じだ。
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