1: ドルテグラビルナトリウム(茸) [AR] 2022/03/14(月) 19:38:22.60 ID:qYhBT3560● BE:421685208-2BP(4000)
「ショックで立てなくなりました。これからどうやって生きていこう、どうやってお金を返していこうと」
都内のマンションの一室でそう嘆息するのは、ネット通販などを営む会社経営者、町田美穂さん(40代・仮名)。昨年6月に被害に遭って以降、失意の日々が続く。
「悲しいという気持ちを通り越しています。いっそのことコロナに感染して死んだ方が楽になれると思い、ワクチン接種を一時的に拒否したこともありました」(美穂さん)
警察は動かない。現金回収も困難
美穂さんがマッチングアプリを始めたのは昨年5月。夫と離婚して子供2人を育て上げ、知人の誘いでビジネスの場を東京に移して1年が過ぎた頃だった。
「恋人が真剣に欲しいというより、できたらいいなという思いでした」(美穂さん)
登録した日に、「ポール」という56才の外国人男性とマッチングが成立した。筋肉質で髪は短く、彫りの深い顔立ち。国籍は「フランス」で居住地は「東京」、職業は「金融系」と記されていた。すぐにLINEでのやり取りに移行し、親しくなった。ポールからの返信は、翻訳機能を使った日本語だった。
《このソフトを使って間もなくあなたのような優しい女の子に出会うとは思いませんでした!》
マッチングから数日後には彼からこんな話が飛び出した。
《きみを愛している》
《永遠に一緒にいたい》
などと愛情表現がエスカレート。その気にさせられた美穂さんは、仮想通貨取引所に口座を開設し、現金100万円を投入する。
《私たち2人の家を買うことができると思います》
そんなポールの口車にも乗せられ、美穂さんは投資額を増やしていく。途中で50万円の利益が通帳に還元されてさらに信用してしまい、会社の存続のために受けたコロナ融資800万円、友人たちから借りた金もつぎ込んだ。
それでもポールから「元金が足りない」とせがまれた。「これ以上は出せない」と断ると、ポールから美穂さんの仮想通貨の口座に「5200万円を送金しました」とメッセージが入り、投資額が一気に増えた。そこで異変が起きる。
《僕のお金が出金できなくなった。引き出すために美穂は2700万円を振り込まなければならない》
投資額の大きさにすでに怖くなっていた美穂さんはもはや、正常な判断ができなくなっていた。
「要求額を支払わないとポールが出金できず、私は犯罪者になってしまうのか」
美穂さんは親族に借金を申し出て、2700万円を調達。それでも一向に出金できないどころか《税金を支払ってください》と追加請求が続いたため、ようやく目が覚めた。4600万円は仮想通貨の口座からいつの間にか消えてしまい、挙げ句、ポールは壊れたレコードのように《お金を返してください》と繰り返すのみ。警察に駆け込むもすべては後の祭りだった。
「ポールと知り合ったのは、新しい仕事が不調で、胃潰瘍になって精神的にも参っていたときでした。私は人を信じやすく、おまけにポールとのやり取りは楽しかったので、現実逃避してしまったのかもしれません……」(美穂さん)
https://news.livedoor.com/article/detail/21829906/
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都内のマンションの一室でそう嘆息するのは、ネット通販などを営む会社経営者、町田美穂さん(40代・仮名)。昨年6月に被害に遭って以降、失意の日々が続く。
「悲しいという気持ちを通り越しています。いっそのことコロナに感染して死んだ方が楽になれると思い、ワクチン接種を一時的に拒否したこともありました」(美穂さん)
警察は動かない。現金回収も困難
美穂さんがマッチングアプリを始めたのは昨年5月。夫と離婚して子供2人を育て上げ、知人の誘いでビジネスの場を東京に移して1年が過ぎた頃だった。
「恋人が真剣に欲しいというより、できたらいいなという思いでした」(美穂さん)
登録した日に、「ポール」という56才の外国人男性とマッチングが成立した。筋肉質で髪は短く、彫りの深い顔立ち。国籍は「フランス」で居住地は「東京」、職業は「金融系」と記されていた。すぐにLINEでのやり取りに移行し、親しくなった。ポールからの返信は、翻訳機能を使った日本語だった。
《このソフトを使って間もなくあなたのような優しい女の子に出会うとは思いませんでした!》
マッチングから数日後には彼からこんな話が飛び出した。
《きみを愛している》
《永遠に一緒にいたい》
などと愛情表現がエスカレート。その気にさせられた美穂さんは、仮想通貨取引所に口座を開設し、現金100万円を投入する。
《私たち2人の家を買うことができると思います》
そんなポールの口車にも乗せられ、美穂さんは投資額を増やしていく。途中で50万円の利益が通帳に還元されてさらに信用してしまい、会社の存続のために受けたコロナ融資800万円、友人たちから借りた金もつぎ込んだ。
それでもポールから「元金が足りない」とせがまれた。「これ以上は出せない」と断ると、ポールから美穂さんの仮想通貨の口座に「5200万円を送金しました」とメッセージが入り、投資額が一気に増えた。そこで異変が起きる。
《僕のお金が出金できなくなった。引き出すために美穂は2700万円を振り込まなければならない》
投資額の大きさにすでに怖くなっていた美穂さんはもはや、正常な判断ができなくなっていた。
「要求額を支払わないとポールが出金できず、私は犯罪者になってしまうのか」
美穂さんは親族に借金を申し出て、2700万円を調達。それでも一向に出金できないどころか《税金を支払ってください》と追加請求が続いたため、ようやく目が覚めた。4600万円は仮想通貨の口座からいつの間にか消えてしまい、挙げ句、ポールは壊れたレコードのように《お金を返してください》と繰り返すのみ。警察に駆け込むもすべては後の祭りだった。
「ポールと知り合ったのは、新しい仕事が不調で、胃潰瘍になって精神的にも参っていたときでした。私は人を信じやすく、おまけにポールとのやり取りは楽しかったので、現実逃避してしまったのかもしれません……」(美穂さん)
https://news.livedoor.com/article/detail/21829906/