107 本当にあった怖い名無し sage New! 2006/11/23(木) 21:06:45 ID:R+kCsyBN0
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友人Yから聞いた話。
今から二年ほど前、Yの爺さんが死んだ。
Yは昔から超が付くほどの爺さんっ子だったもんだから、
葬式のときなんかは年甲斐もなく鼻水たらしながらわんわん泣いたらしいのだが、
ちょうどその爺さんが死んでから、初七日の日の事。
その日はYの住んでるところでは暴風警報が出されたくらいにやたら風の強い日にも拘らず、
学校からの帰りのバス賃も底をついたYは、仕方なく家まで歩くことに。
途中何度も飛ばされかけながら死ぬ思いで、やっと夜の七時半を少し回ったくらいに家に着き、
鞄から鍵を出して玄関を開けた。
すると、Yの帰りを待っていてくれてたかのように、丁度良いタイミングで玄関から真正面にある
Yの部屋のドアが開いた。部屋の中では電気もテレビもついていて、おまけに唯一の暖房器具である
ハロゲンヒーターまでスイッチが点いていた。
ははん、これは母ちゃん、気を効かせて俺の部屋を暖めておいてくれたか。
Yは嬉しくなって、いつもより明るい声でただいま、と言い玄関を上がった。
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