5歳の頃一番大事にしていたぬいぐるみを捨てられたことがありました。
それはパンダのぬいぐるみでお腹に電池を入れると足が交互に動いて歩くもので
キャラクターではなくリアルにちかい感じのパンダのぬいぐるみでした。
それが私は大好きでいつも一緒だったんですけど薄汚れたからといって母に捨てられたんです。
透明のビニールに他のゴミと一緒に入れられて捨てられ、収集車に回収されていくまでを
私はただ泣いて見てることしかできませんでした。パンダのぬいぐるみを取り出すこともできたのに
持って帰ると母が怒ると思ったからです。
でも、いざパンダが戻ってこないと思うと悲しくてずっと後悔してました・・・。
小学校あたりまでずっとそのことを忘れなかったんですが
中学、高校までくると部活やらでもう殆どそのパンダのことを忘れていました。
いえ、本当は完全に忘れてたんです。
ですが、
2週間前友達の付き合いで雑貨屋に行ったんです。。
姪にあげるプレゼント選びで、私も楽しんで選ぶことにしました。
10分ほど見てたら友達が
「ちょっとこれみて」というので行くと、友達はぬいぐるみの棚の前に変な顔をしてたっていました。
「なんかあった?」と聞いたら友達があるぬいぐるみを指差すんです。
それは新品のぬいぐるみの中に、それだけみすぼらしくて汚いぬいぐるみでした。
お気づきのとおり、そのぬいぐるみは5歳のときに捨てられたパンダでした。