これで漫画のつもり？ ウェブトゥーンを笑うフランスにネイバーの策は
2024.05.16.午前 8:02 修正2024.05.16.午後 1:21
カカオ子会社のカカオピッコマが欧州から撤退する。欧州のウェブトゥーンに成長見込みがないと判断したためだ。一方で、ネイバーウェブトゥーンは、欧州法人の設立こそ中断しているが、フランスのウェブトゥーン事業は拡大傾向にあるというる。
ネイバーウェブトゥーンはフランスで有料利用者を着実に獲得している。代表の崔秀淵氏は、業績発表で「フランスでは有料ユーザーが増加し、高成長が続いている」と説明した。
「DATA.AI」の集計では、ネイバーウェブトゥーンのアクティブユーザー数は今年1～4月で月平均234万人になった。ウェブトゥーンサービス利用者の70%がネイバーウェブトゥーンを利用した計算だ。カカオピッコマは、月平均28万9000人、約9%のシェアに留まる。
コグニティブマーケットリサーチの調査では、フランスの漫画市場は年3.1%の成長が見込まれるが、これは世界平均の5.1%よりも低い水準である。
フランスはウェブトゥーンに否定的であり、それがウェブトゥーン市場の成長に悪影響を及ぼしたという見方も強い。「ページをめくる楽しみすらないウェブトゥーンは漫画ではない」と笑う識者もいるほどだ。
もっとも、フランスのウェブトゥーン市場は依然として成長の余地が大きく、ネイバーウェブトゥーンも実際に有料ユーザーを増やしている。
フランスのアニメーションスタジオ・Ellipse Animationは、ウェブトゥーン制作事業に乗り出した。また、ユニークヘリテージメディアグループも、縦スクロールのディズニー作品を配信する「ダクトゥーン」を展開している。
ネイバーウェブトゥーンの関係者「フランスのウェブトゥーン市場はまだ小規模だが、ウェブトゥーン作家の志望者も増えており、人気作品も生まれている」「フランスの出版社との協業も増やしていきたい」と話した。
ネイバーのウェブトゥーン売上は2024年の第一四半期で4587億ウォンを達成し、昨年よりも9.1%の成長となった。崔代表は「グローバル1位として、映像、商品、出版、ゲームなどIP事業を多角化し、競争力を証明していきたい」と語った。
キム・デヨン kdy@hankyung.com
https://n.news.naver.com/mnews/article/015/0004985152
（韓国語）
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