──最後に野村さんといえばその作家性が注目されやすいです。仮に“野村哲也イズム”があったとして、それが『FF7 リバース』にどう盛り込まれていると思いますか。
野村氏:
それがね、分からないんですよ(笑)手がけた作品の考察や感想動画をちょいちょい見るんですが、それらを見ていて、自分がシナリオ書いてないようなセリフにも“野村哲也イズム”と言われているんです。面白いですよね。
“野村哲也イズム”って結局、その作品に僕が絡んでいるか、絡んでないかによって受け取り側が積み上げているものの気がしていて。本当にまったく関係ないようなパートを遊んでいるユーザーさんが、「ここに野村さんらしさを感じます」と言っていることもあるので、「そこは俺じゃないなぁ……」なんて思いながら(笑)。ただ、それ自体を否定するつもりはなく、感想や体験は、その方のものですからゲームをプレイして何かしら感じるものがあったなら、それはそれでいいかと思っています。いずれにせよ、楽しんでいただければうれしいですね。
(抜粋)
全文
https://automaton-media.com/articles/interviewsjp/20240207-281697/
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