1: muffin ★ 2023/08/18(金) 19:35:50.39 ID:kM/oPOof9
最近「火垂るの墓」やってないな
終戦記念日の15日、X(旧ツイッター)には「火垂るの墓」の関連ツイートが飛び交っていた。なかでも目立っていたのは、「火垂るの墓やってないな」「火垂るの墓っていつから金曜ロードショーで放送しなくなったんだろう」「火垂るの墓何でテレビで放送せんなったんやろうな不思議や」という声。実際、アニメ映画『火垂るの墓』は高畑勲監督の追悼放送だった2018年4月を最後に約5年4ヵ月間、放送されていない。
さらに、「昔は火垂るの墓を8/15に放送してたよね」「終戦の日 テレビでは必ず『火垂るの墓』が放送されてたのに・・。戦争の悲惨さを訴える力が弱まってる気がします・・」「今日8月15日か。火垂るの墓やらんからわからんかった。毎年『またかよ』って思ってたけど」などの声もあった。
同作は1989年以来ほぼ2~3年ごとに放送され、13回中10回は8月だったものの、15日に放送されたことはない。これらのツイートは、いかに“『火垂るの墓』=戦争や終戦”というイメージが強いかを物語っている。なぜ『火垂るの墓』は放送されなくなったのか。引いては、終戦記念日前後の戦争関連番組を掘り下げていきたい。
Yahoo! リアルタイム検索(X)に「火垂るの墓」と入力すると、予測変換ワードに「放送禁止」「清太」「放送」「おばさん」などが表示される。
4年強のブランクが空いた2010年代前半から、ネット上には同作の「放送禁止」をめぐるさまざまな噂話が書き込まれていた。その内容は、政治や政府絡みやドロップの商標問題など、都市伝説を思わせるものが大半を占めている。日本テレビによる地上波の放送だけでなく、ほとんどの動画配信サービスでも見られないことも、噂話の書き込みに拍車をかけていた。
しかし、けっきょくのところ放送されなくなった最大の理由は、視聴率が獲れないからだろう。
中略
何人かの日テレ局員にこの話題を振ったことがあるが、「『火垂るの墓』は時代的に厳しい」「ジブリの中で『火垂るの墓』にこだわる必然性は薄い」などと聞いた。
1988年の公開当時、『火垂るの墓』と同時上映された『となりのトトロ』は2年おきに放送され続け、今なお2桁中盤の世帯視聴率を記録し続けている(もちろんコア層の個人視聴率も高い)ことからも、両作の明暗がうかがえる。
時代的に厳しいとみられているのは、「子どもが戦争で社会や大人から孤立し、命を落としてしまう」という救いのない物語が現在の視聴者感情には合いづらいから。実際、子どもが主人公の映画やドラマでこれほどのバッドエンドはほとんどお目にかかれない。
続き・全文はソースをご覧ください
終戦記念日の15日、X(旧ツイッター)には「火垂るの墓」の関連ツイートが飛び交っていた。なかでも目立っていたのは、「火垂るの墓やってないな」「火垂るの墓っていつから金曜ロードショーで放送しなくなったんだろう」「火垂るの墓何でテレビで放送せんなったんやろうな不思議や」という声。実際、アニメ映画『火垂るの墓』は高畑勲監督の追悼放送だった2018年4月を最後に約5年4ヵ月間、放送されていない。
さらに、「昔は火垂るの墓を8/15に放送してたよね」「終戦の日 テレビでは必ず『火垂るの墓』が放送されてたのに・・。戦争の悲惨さを訴える力が弱まってる気がします・・」「今日8月15日か。火垂るの墓やらんからわからんかった。毎年『またかよ』って思ってたけど」などの声もあった。
同作は1989年以来ほぼ2~3年ごとに放送され、13回中10回は8月だったものの、15日に放送されたことはない。これらのツイートは、いかに“『火垂るの墓』=戦争や終戦”というイメージが強いかを物語っている。なぜ『火垂るの墓』は放送されなくなったのか。引いては、終戦記念日前後の戦争関連番組を掘り下げていきたい。
Yahoo! リアルタイム検索(X)に「火垂るの墓」と入力すると、予測変換ワードに「放送禁止」「清太」「放送」「おばさん」などが表示される。
4年強のブランクが空いた2010年代前半から、ネット上には同作の「放送禁止」をめぐるさまざまな噂話が書き込まれていた。その内容は、政治や政府絡みやドロップの商標問題など、都市伝説を思わせるものが大半を占めている。日本テレビによる地上波の放送だけでなく、ほとんどの動画配信サービスでも見られないことも、噂話の書き込みに拍車をかけていた。
しかし、けっきょくのところ放送されなくなった最大の理由は、視聴率が獲れないからだろう。
中略
何人かの日テレ局員にこの話題を振ったことがあるが、「『火垂るの墓』は時代的に厳しい」「ジブリの中で『火垂るの墓』にこだわる必然性は薄い」などと聞いた。
1988年の公開当時、『火垂るの墓』と同時上映された『となりのトトロ』は2年おきに放送され続け、今なお2桁中盤の世帯視聴率を記録し続けている(もちろんコア層の個人視聴率も高い)ことからも、両作の明暗がうかがえる。
時代的に厳しいとみられているのは、「子どもが戦争で社会や大人から孤立し、命を落としてしまう」という救いのない物語が現在の視聴者感情には合いづらいから。実際、子どもが主人公の映画やドラマでこれほどのバッドエンドはほとんどお目にかかれない。
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