【時視各角】大韓民国恥辱の日
夜通し震えていた。寝られなかった。嘆きと悲嘆のくびきから抜け出せなかった。ついに憤怒が爆発した。本当にあの地獄絵図の場所が現実なのか。両目と両耳を信じられなかった。ふつふつと沸き立つ悲しみを堪えきれなかった。いっそ夢だったらと思うしがない希望も抱いてみた。
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建物が崩れたのでも、火事が起こったのでも、テロが起きたのでもないのではないか。ソウルの真ん中でどうして150人以上の莫大な死亡者が発生したのかとても納得できなかった。どんなパニック映画でも感じることができなかった恐怖と戦慄だった。侮蔑感だけが積もった。
2022年10月29~30日。私たちはこの日を恥辱の日として記録しなければならない。世界10大経済大国、世界を動かしたKカルチャーの裏面をしっかりと確認した。その底辺がどれだけずさんで、不安なのかを目撃した。「危険社会」大韓民国の素顔がそのままあらわれた格好だ。不条理劇でもこれほどの不条理劇はない。
記者個人的には臥牛(ワウ)アパート崩壊(1970年)、聖水(ソンス)大橋崩壊(1994年)、三豊(サムプン)百貨店崩壊(1995年)、セウォル号沈没(2014年)に劣らない、いやそれよりもっと衝撃を受けた。同じ人災であるが今回の惨事はただ人の、人による、あまりにもあきれ返る悲劇であるためだ。
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https://japanese.joins.com/JArticle/297180
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