英情報機関トップ「ロシア軍は疲弊し弾薬が底を尽きつつある」

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1:2022/10/11(火) 20:00:06.73 ID:wdhFNeSn0
ロシアによるウクライナ侵攻では、ウクライナが「疲弊した」ロシア軍の形勢を不利に変えつつある――。イギリスのサイバー情報機関である政府通信本部(GCHQ)トップのジェレミー・フレミング氏が11日、そうした説明をする。ロシアは10日朝、ウクライナ各地にミサイル攻撃を行い、19人が死亡した。しかしフレミング氏は、ロシア側は弾薬がなくなりつつあるとみている。11日の王立防衛安全保障研究所での年次安全保障講演で、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の意思決定には「欠陥がある」ことが証明されたと説明することになっている。また、イギリスとその同盟国は、中国に関して決定的な瞬間にあると主張する予定。

フレミング氏は、ウクライナでの戦争がロシアにもたらした人的および装備面の犠牲は「驚異的」なものだとみている。講演原稿には、「我々も、現場のロシア人指揮官も分かっている。ロシアの物資と弾薬が底を尽きつつあることを」とある。さらに、囚人や経験の浅い男性が動員されている事実が「絶望的な状況を物語っている」と主張。プーチン大統領が孤立し、間違いを犯していると直接批判するとみられる。「政権内部で効果的な異議申し立てがほとんどなく、彼(プーチン氏)の意思決定には欠陥があることが証明されている。戦略的な判断ミスを招くような、高いリスクを伴う戦略といえる」

また、ロシアの人々はプーチン氏の「選択による戦争」が引き起こす問題を理解し始めているとしている。「人々はプーチン氏がどれほどひどく状況判断を誤ってきたのかを目の当たりにしている」
「徴兵から逃れようとし、もはや渡航もできないことに気付きつつある。近代的な技術や外部からの影響にアクセスすることを極端に制限されるようになることも分かっている」
フレミング氏は3月の講演で、ウクライナにいるロシア兵の一部が命令に従うことを拒否し、自分たちの装備を破壊したり、誤って自国の航空機を撃墜したりしていたことが明らかになったと述べていた。

中国に関する見方

11日の演説の大部分は中国に関するもの。フレミング氏は、イギリスは「扉を開ける瞬間」を迎えており、どの道を歩むかが未来を決定付けると述べるとみられる。
中国共産党については、人々の生活を支えるテクノロジーを操作することで国内外に影響力を持ち、監視機会を提供することを目指しているとしている。
また、中国は世界各国に技術を輸出することで、「取引国の経済と政府」を作り出そうとしていると警告。「隠れたコスト」を伴う中国の技術を購入すれば「将来を抵当に入れる」ことになる危険性があると指摘する。
こうしたものの中には、追跡方法や政府の管理強化を提供する可能性のあるインターネットの新基準などが含まれているという。

中国のデジタル通貨については、ユーザーの取引を監視し、ロシアに科された制裁を回避するために使用される可能性があると説明する。中国の衛星システムについては、個人を追跡するために利用される恐れがあるとしている。
これらの分野での中国の支配は避けられないわけではないと、フレミング氏は指摘し、こう述べる。「我々の将来の戦略的・技術的優位性は、我々がコミュニティーとして次に何をするかにかかっている」。

https://www.bbc.com/news/uk-63207771
(英語)




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