8500万円かけた群馬県庁前モニュメント、未完成のまま撤去へ　「県内で生まれた子どもの名前を刻みながら25年間かけて完成させる構想だった」

【計画頓挫】群馬県庁前の製作費8500万円で未完のモニュメント 4400万円で撤去へhttps://t.co/6JjuLa2gws

モニュメントを撤去する理由について、県の担当者は「相当な面積をとっており、県庁前の広場をスポーツなど多目的に使えるようにするため」と説明している。 pic.twitter.com/6TY2wg64xG

— ライブドアニュース (@livedoornews) September 2, 2022

　「群馬県庁」と彫られたモニュメントは2002年に設置され、前橋市出身で東京芸術大名誉教授の池田政治氏が手がけた。基礎部分には中国産の御影石を使い、これまでの制作に8500万円がかかった。

■県内で生まれた子どもの名前を刻むはずが……

　当初の計画では、02年から25年間、毎年石を積み上げ、7・5メートルの高さにまでする予定だった。外壁には県内で生まれた子どもの名前を刻んでいくことになっていた。しかし、実際に石が積まれたのは最初の4年間だけで、名前が刻まれることもなかった。