──マニフェスト選挙で民主党政権が実現した
「皆さんもそうかもしれないが、批判もあった。ただ、どういう政策を、どのくらいの財源で、いつまでにやるか、きちんと示そうとしたことには価値があったと思う」
中略
──首相になって驚いたことは
「みんな初めての経験だが、官僚任せから政治主導をうたい、(各省事務次官が集い、閣議案件の事前調整を担った)『事務次官会議』を廃止した。彼らとしては政策を全て決めていた会議が無くなり面白くない。われわれも粋がって、これからは閣僚が決めるんだと言って官僚を脇に置こうとしたが、官僚を動かさないとこの国は動かない。こっちがやっていれば、きちんと動いてくれるものだと思っていたが、彼らは面従腹背で決してそうではなかった。甘かったかもしれない。『官から民へ』を言い過ぎた。もっと彼らの能力を使うべきだった」
──官僚も政権のチームに加えるべきだったと
「政界、財界、官界、メディア、米国を一度に敵に回して、戦おうとしてしまった。全部敵に回し、みんなに嫌われた。次があるとすれば、その辺をうまくやらないと、また同じ結論になってしまう。メディアか官僚どちらかを味方にしないと戦えない気がする」
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https://www.sankei.com/article/20240904-NOX3CRES5FELFOCHLFW54HWZAI/
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