熊本市の雑居ビルで布に巻かれた遺体事件、事件発生後エレベーター保守会社の男性従業員が死亡

エレベーター保守会社の男性従業員が死亡　熊本市の雑居ビルの殺人事件発生後

　熊本市中央区南坪井町の雑居ビル7階で女性の遺体が見つかった殺人・死体遺棄事件で、7階への直通を含むビル内のエレベーター2基を保守点検する会社の男性従業員の死亡が事件発生後に確認され、県警捜査本部が関連を調べていることが5日、分かった。

　関係者によると、女性の遺体が見つかった翌日の5月30日朝、男性が仕事先に出向いていないことが分かり、その後死亡が確認された。発見場所や死因は明らかになっていない。男性は雑居ビルがあるエリアの担当だった。

　雑居ビルは8階建てで、1～2階は店舗と空きテナント、3～6階は住居部分、7～8階はカラオケ店跡の空きテナント。エレベーターはビル入り口の奥にあり、1基は住民らが6階までの昇降に利用していた。

　もう1基は7階直通で、カラオケ店の利用客ら専用。雑居ビルの住民らによると、7階でエレベーターを降りると直接フロア内に入れる構造となっている。店舗の閉鎖に伴って停止中となっていたが、定期的に保守点検されていた。直通エレベーターの作動や、非常階段と7階フロアの行き来には、いずれも鍵が必要だった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bebfc7e9c9b71c36387c34a464a836219bc72669