【怖い話】おじいちゃんは心配症

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私が中学3年生、私の卒業式前夜から始まった不思議体験です。

受験勉強が終わり、無事に合格通知も受け取りホッとしていました。
明日は卒業式…と早めに寝ていたら
夜中に母方の祖母から連絡がきました。
祖父の訃報の知らせでした。

実は末期癌で昏睡状態にあった祖父は
病院で長いこと入院をしていました。

私は勉強があるからと会わせてもらえず
受験が終わってから急いで祖父の病院に行ったことを
今でも鮮明に覚えています。

変わり果てた祖父の姿を見てショックを受けました。
私が泣いていると祖母が泣きながら
「おじいちゃんはね、あんたが高校に受かるかどうか
ずっと心配しながら意識を失くしていったんだよ…。」

そこからは夢中でした。
「自分が出来ることはしたよ!全力を出したよ!」
たくさん声を掛けました。
合格した時も皆で「合格したよ!」と声を掛けました。

その数日後に亡くなるなんて…合格のお知らせをしない方が良かったのかな…訃報を聞いてからはベッドの中で泣いていました。

それでもウトウトしていると…

ガシッ!!と誰かが私の両足を掴み

「ひっ!」

小さく叫んだ瞬間

ズルズルズルー!と物凄い勢いで私の足を引っ張るのです!
でも姿は見えません。

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