ニコニコについて、Youtubeに一時期勝っていたのに現在の一強体制を許してしまったことについて勝ち筋がなかったと先日呟いたけど、まあ、そんな単純に説明できる話ではない。やっぱり、いろいろ後悔はあるし、結局のところは、ぼくの責任だとやっぱり思った。
— 川上量生 (@gweoipfsd) April 4, 2023
ぼくの主観的にはどうしようもなかったになるんだけど、客観的にみると弁解できないぐらいに、ぼくのせいだよねー。やっぱり。
— 川上量生 (@gweoipfsd) April 4, 2023
これは何度も過去にも喋っているけど、ニコニコにとって致命傷だったのは開発の崩壊。超会議やる金有るならサーバー増強しろとユーザーにずっと言われていたけど、金をケチっていたわけではない。その程度の金ならいくらでもあった。サーバー増強できなかったのだ。技術的負債が貯まりすぎていて。
— 川上量生 (@gweoipfsd) April 4, 2023
開発が崩壊した理由を遡ると、ぼくが開発の現場を見なくなったからだ。しかもサービス企画の決定権は持ち続けたことが原因だ。それも理由はくだらなくてメンタルの問題だ。1日3時間ぐらいしか仕事ができなくなり、このままじゃ崩壊すると思った。自分が使える3時間をどう使うか。開発を捨てた
— 川上量生 (@gweoipfsd) April 4, 2023
ニコ動の初期のUXは、恋ちゃんとしんのと相談してぼくが決めてた。ニコ動についてはニコニコ市場までは、ほぼ、ぼくが細部まで決めた。ニコ生の最初の1年間は杉谷君と一緒に設計した。ニコ動2人。ニコ生1人という実質個人サービスに近い開発体制からのスタート。このカードで成功させたのは奇跡に近い
— 川上量生 (@gweoipfsd) April 4, 2023
結局、サービス設計はシステムが分かってないとできない。特にAWSとかなかった当時はそう。ユーザーやアクセスが増えたときにどうなるかを脳内でシミュレーションできないと最大限に効果的なUXがつくれない。システム的な制限がUXをどこまでつくれるかの上限を決める。
— 川上量生 (@gweoipfsd) April 4, 2023
まあ、なんだけど、これは綱渡りに近い曲芸で、ぼくが開発の現場の把握を諦めた段階で、大きな負債が残った。当時、ぼくはブログを始めて、まあ、主観的には精神的に書かざるを得なかったんだけど、仕事的には書いている場合では無かった。
— 川上量生 (@gweoipfsd) April 4, 2023
まあ、本当はいろいろ出来たことはある。ただ、youtubeと戦っても、負けなくても勝てはしないから、ぼくの仕事人生のかなりをささげる勝負になっていただろう。それはそれでいずれにせよ、どこかで集中力が保てなくなったのは変わらなかったように思う。他人事みたいにいうけど。
— 川上量生 (@gweoipfsd) April 4, 2023
何年か、燃え尽きていたぼくは反省して、真面目にやろうと決意した。このままだとニコ動がやばいと、明日から期末試験という時にやっとやる気を出す学生のように決意した。で、そういうときに学生はなぜか部屋の掃除とかを始めてしまうものだ。そうして、ぼくはジブリに弟子入りすることになる。
— 川上量生 (@gweoipfsd) April 4, 2023
まあ、でもジブリに行ってなければN高はつくらなかっただろう。人生とは分からないものだと本当に思う。
— 川上量生 (@gweoipfsd) April 4, 2023
たらればだけど、せめて超会議始めたぐらいで栗ちゃんに引き継いで貰えればいろいろ変わったようにも思う。まだ、いなかったような気もするけど。
しかし、ちょっと読み返してみて、これは公開してもいい内容なのか、微妙な気もするなあ。まあ、いいや。送信ボタン。ポチっと
— 川上量生 (@gweoipfsd) April 4, 2023
超会議で金無くなったの意地でも認めねぇつもりか?
続きを読む