梨泰院事故、反政府運動に利用される　ろうそくを手に6万人が追悼集会

　【ソウル共同】若者ら156人が死亡したソウル・梨泰院の雑踏事故から1週間となった5日、ソウル中心部の街頭で市民団体主催の追悼集会が開かれ数万人が参加し、政府の責任を追及した。尹錫悦大統領の退陣を求めるプラカードを掲げる人々も多数いた。

　梨泰院の事故では、警察や行政の対応不備が次々に明らかになっている。高校生ら300人以上が犠牲となった2014年の旅客船セウォル号沈没事故で子どもを亡くした男性は壇上で「なぜ死亡したのかを明らかにし、加害者を処罰して初めて、哀悼できる」と訴えた。
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